ビジョン
流域デザインは、地域の森を預かる者として将来世代に渡って、森が多様な選択肢を持つ資源となるよう「流域」を軸に多様な人たちと森との関わりを創りながら関わる人たちが描く「未来可能性」を具現化していきます。
代表挨拶
弊社が事業の軸足を置いている滋賀県高島市朽木針畑川流域は、琵琶湖の源流を構成する地域のひとつです。高島市域に限って言えば、流域面積は約4000ha。琵琶湖に注ぐ3大河川の一つ安曇川にその水を注ぎ、そこから関西1400万人の水を支え、大阪湾に注いでいます。
針畑川流域にある森林が果たす役割は決して小さいとは言えません。しかしながら、地域の森林が抱える課題も小さくありません。ただ、課題解決には夢があると思っています。地域の未来を、地域の皆さんと夢をのせて描きながら考えていく。ワクワクするような地域の未来を考える。森を軸に、地域の未来を創るプラットフォームが作れたら、それは自分にとって最高の働き方だと思いついてしまいました。
森林は、人間という生き物の時間軸を超越して、とても長い時間軸で動いています。私たちが、この瞬間森に関わることも、森林からみれば一瞬の出来事ではないかと思います。しかしながら、この一瞬の関わり方一つで、未来の可能性が変わることも事実です。今見える資源としての価値にだけとらわれて、未来への選択肢を減らすようなことはしてはいけない、そう考えています。そのための「未来可能性」をどう描いていくか。ワクワクする裏で、大きな責任を伴っています。
針畑川流域には魅力も可能性も溢れています。しかし、流域デザインだけでどうこうできるものではありません。いろいろな人たちとの協働があって、初めて魅力を発信し、可能性を可能にすることができます。この地域のプラットフォーマーとして、たくさんの人たちがこの地域に関わることのできる関わりしろをたくさんデザインしていきたいと思っています。
株式会社流域デザイン 代表
岩松 洋